●上司の指示・命令 ----速やかに、間違いなく、受ける
最初は上司の指示で仕事を開始します。速やかに、落ち度なく指示を受けることは大変難しいことですが、基本を守りつつ、意識して指示を受ければ案外うまくいくものです。 指示は正確に聞きます。指示を受けるときは、次の八項目に留意すること。
1.上司に呼ばれたら、すぐに聞こえる声で「ハイ」と返事をし、 メモ用紙と筆記用具を用意して上司の席に向かいます。
2.上司の席の前では軽く会釈をし、上司に向かって一歩左側に、 背筋を伸ばして正しい姿勢で立ちます。
3.指示はメモをとりながら最後まで聞きます。 数字、固有名詞、人名などはとくに正確に聞き取る。
4.指示をよく理解します。
5.質問は、指示が終わってからします。 疑問点や理解の及ばない点があったら、上司の説明が一通り終わってから確認します。
6.指示を復唱します。
7.今やっている仕事と日時の調整がつかない場合には、自分で勝手に判断せず、 上司に申し出ます。安請け合いは失敗のもとです。
8.直属上司以外からの指示は、直属の上司に報告してから了解を得ます。 これは、仕事の流れを乱さないために特に大切なことです。
●報告 ----早め、簡潔、正確に報告する
信頼されるビジネスマンの条件は、”仕事にとどめをさす”ことです。仕事の結果や問題点など、上司に伝えるべきことをきちんと、報告することが、上司の信頼を勝ち取る早道です。
1.指示した上司に直接報告します。
2.タイムリーに、こまめに報告します。
3.「結論」→「理由」→「経過」の順に報告します。
4.事実と意見は、はっきりと区別します。ありのままの事実をさきに述べ、 自分の意見や感想は、あとから一言断って述べます。
5.内容が複雑な場合は、適切な資料を添えて上司が理解しやすいようにします。
6.報告内容の緊急度は、難易度、重要度によって、口頭で報告するか、 文書で報告するか方法を選択します。
・口頭報告・・・急いでる場合、ごく簡単な内容の場合。 ・文書報告・・・複雑な内容、記録に残しておきたい内容、定期的な報告など。
報告で肝心なのは、うまくいっていることよりも、うまくいっていないことや、困難な問題などです。 問題が起こった場合、トラブルが大きくならないように、早めに報告します。
●メモ(記録) ----いつもメモ帳をもって仕事をする
その場の指示や会話をメモに残す習慣をつけることが、とりわけ若いビジネスマンのみなさんには大切なことです。
★何をメモするのか?
1.会議に出席したら、会議で話し合われたことや、決まったこと、指示されことをメモ にとります。
2.課の中で打ち合わせやミーティングがあったら、その内容をメモします。
3.上司によばれたときは、メモをもち、指示、連絡の内容をメモします。
4.仕事で外出したり、得意先を訪問したら、用件をきちんとメモします。
5.誰か他社の人が訪ねてきたら、その人と話した内容を簡単にメモします。
6.新聞を読むときは。メモ帳を横において読む。自社の記事、同業他社の業界の動きが 出ていたら、簡単にメモしたり、切り抜いておきます。
メモをとっておくと必ずあとで役立つものです。営業日誌や業務日誌を書くときも、メモがあれば書きやすいでしょう。
●時間感覚 ----時間厳守はビジネスの基本
ビジネスマンは、時間にルーズであってはなりません。時間感覚のない人間はビジネスでは信用されません。学生時代の生活は、どちらかというと時間的に制約されることは少なかったことでしょう。しかし、企業人になったからには、組織の一員としての自覚のもとに職場の規律を守り、時間を守って行動することが求められます。
★ 早めに出社
1.ビジネスマンのスタートは、朝の出勤から始まります。定時の5分前には着席して、 仕事のできる体制を整えます。早めに出社すると気持ちに余裕ができ、それだけスムー ズに仕事をすすめることができます。
2.着席したらその日のスケジュールの点検、確認をします。とくに会議、来客、他社へ の連絡など、約束の時間を忘れてはいけません。
★ 退社支度は就業時間が終わってから
1.机の上を整理整頓して退社します。
2.重要な書類は、所定の保管場所へしまいます。
3.翌日の業務内容を確認しておきます。
4.翌日、外出や出張の場合には、上司にその旨を報告し、行き先表示板に明記しておき ます。
5.最終退社の場合には、消灯、火気、各種機械の電源、施錠などの確認をチェックリス トにしたがって確実に行います。
●休暇・欠勤・外出 ----日頃の勤務態度が問われる
【休暇・欠勤】
1.事前に上司に了解を得ておきます。(仕事の繁忙状況も考慮します。) 2.突然、出社できなくなった場合、始業時までに上司(不在時は同僚)に連絡します。 3.場合によっては(早朝や緊急時など)、上司の支度へ連絡します。 4.長期間にわたる休暇の場合には、自分の連絡先を上司に申し出ておきます。
【直出(職場以外の所へ直接出勤)するとき】
1.あらかじめ上司に報告し、了解を得ておきます。 2.前日、行先表示板に、行先と帰社予定時刻を明記します。
【直帰(職場以外の所から直接帰社)するとき】
1.あらかじめ上司に報告し、了解を得てます。 2.行先表示板に、行先と直帰の旨を明記します。 3.外出先での業務終了時には、職場に連絡します。
【外出するとき】
1.上司が知っている要件で外出するときでも、必ず「○○の打ち合わせで○○へ行って まいります」と報告し、行き先と帰社予定時刻を行先表示板に明記します。また同僚 にもその旨を伝えます。 2.最低、半日に1回は職場へ連絡を入れます。 3.予定変更のときは、必ず職場へ連絡を入れ、行先表示板も書き直してもらいます。
・帰社時間が遅れるとき ・他へまわるとき ・外出が途中で取りやめになったとき
こうしておけば、電話や不意の来訪者があっても、 「すみません、あいにく○○は外出中です」ときちんとした対応ができます。
●公私の区別 ----けじめをつける
公私のけじめがはっきりとできない人が、ビジネス社会で失格者となるのは当然のことです。
企業人としての自覚は、公私の区別から始まると言ってもよいでしょう。
公私の区別がつかない人は、いかに能力があっても脱落します。上司の了解を得ないで、就業時間中にプライベートな行為をしてはなりません。 また、会社の備品などを私物化することはもちろんいけません。
【私用の外出は厳禁】
私用の外出は休憩時間にすませます。通院などの場合でも、なるべく休憩時間を利用するのが望ましいでしょう。しかし、やむを得ない場合は必ず上司に申し出て、許可を得てからにします。
【友人が突然私用で尋ねてきたら】
休憩時間か退社後に会うようにします。大切な友人を追い返すようで勇気のいる判断ですが私用で席をはずすことはいけません。事情を丁寧に説明して理解を得るようにしましょう。
【私用電話はかけない】
1.私用電話は、必ず休憩時間に自分の携帯電話や公衆電話を。 2.緊急でも私用の場合は、上司の許可を得て席をはずし、自分の携帯電話や公衆電話を 使います。 3.社内の者との連絡でも、私用の場合は休憩時間に自分の携帯電話や、公衆電話を使用 します。
【不要な私物は持ち込まない】
出退社の際は、日常の携帯品以外は、持参しない。社品、私物の区別がつきにくくなるからです。持参するときは、所定の手続きをとること。
【雑談や私語は慎む】
自分の仕事が一段落すると、つい気が緩んで同僚に声をかけがち。 でも、これは他の人の仕事の妨げになります。
●職場の整理整頓 ----仕事は、まず整理整頓から
整理整頓ができていない職場では、仕事の効率も悪くなります。自分の机は当然のことですが、職場の文具、備品、書類などもきちんと整理しましょう。
【机】
1.忙しいとつい、机の上が乱雑になりがちです。着席して仕事をしているときも、机の 上はある程度整理しながら使います。
2.引き出しのなかもきちんと整理します。見えないからと思っていたら大間違いです。
3.離席時や退社時はとくに注意が必要。たとえちょっと席をはずすだけであっても、机 の上は簡単に片づけておきます。散らかったままでは”ダラシナイ”。
4.退社時は、机の上には何も残さない。
5.離席時は、イスもきちんと片づける。
【文房具】
1.使いたいときに、誰にでもすぐわかるように整理整頓しておきます。
2.使用した文房具は、必ず元の場所に戻す。
3.安くて豊富にあるからといって、粗末に扱ってはいけません。
【備品】
1.社内備品は、より効率よく使えるように工夫して配置します。
2.使ったら必ず元の場所、元の状態に戻します。
3.どんなに安い備品でも、会社のコストとなっているのですから、大切に扱うのが常識 です。
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